韓 宇炫 院長(ルート動物病院)のインタビュー

ルート動物病院 韓 宇炫 院長

ルート動物病院 韓 宇炫 院長 KAN UGEN

大学卒業後、神奈川県内の動物病院で診療をはじめる。3年にわたって経験を重ねるほか、アメリカへの留学を経験。帰国後、さらに研鑽を積み、「宮前平駅」そばに開業。

院長先生が獣医師を志したきっかけをお聞かせ下さい。

元々動物が好きでしたが、子供の頃、自宅では犬が飼えなかったんですね。それなら、職業で動物に囲まれる環境に身を置ければと思ったのが最初です。具体的に考えたのは高校に入って進路を決める時でしょうか。なんとなく動物達に囲まれたいと思っていたモヤモヤっとした想いが、進路を考える際に形成化され、獣医師になろうと、獣医学部に進もうと決めました。身内に医療関係の人間がいたわけではないので、獣医師になりたいと言った時は、周りは驚いたみたいですよ。

獣医師を志して進学してから、現在に至る経緯をお伝え下さい。

日本大学農獣医学部を卒業後は、学生時代にお世話になった外科の先生の病院(横浜)でインターンとして三年間お世話になり、日常診療や獣医学の基礎を学びました。その後、University of Missouri-Columbia(アメリカ・ミズーリ州立大学)付属動物病院に渡りまして、獣医整形外科学・獣医外科学を専門的に学んで帰国しました。アメリカに渡ったのは、進んでいたアメリカの教育システムや、学生時代から特に興味のあった外科の分野で、専門医がどのような手術をしているのかを学びたかったのが理由ですね。
帰国後は都内の複数の動物病院、夜間救急医療センターで勤務した後、こちらにルート動物病院を開院しました。

診療コンセプトや、来院する動物たちの症例をお聞かせ下さい。

コンセプトは「安心感」ですね。動物に「安らぎ」、飼い主さんに「ここの病院なら大丈夫という安心感」を持って頂きたいということです。もちろん、すべての動物を受け入れられるわけではありませんが、そのような場合は状態を見て、責任を持って他の病院に紹介しますし、逆に外科的な診察、手術などは、積極的に他院から受け入れています。
当院は犬猫中心の動物病院ですが、最近流行りのミニチュアダックスでは椎間板ヘルニアの手術、小型犬、例えばチワワやプードルでは足が細いですから、骨折などが症例として多いでしょうか。基本的に手術は診療時間外で行いますが、緊急性に応じて昼でも夜でも手術を行います。随時、適切な判断をして治療にあたり、飼い主さんに「安心」を提供していきたいと思います。

動物病院をこちらに開院した理由や、院名の由来について教えて下さい。

開院前から宮前区に住んでいましたし、この土地は利便性も良く、郊外で広々とした環境が気に入りまして、この地に開院することにしました。
ルート動物病院の名前の由来ですが、「ルート」は直訳すると「根っこ」という意味です。その名の通り、地域の皆さんに根付いた病院でありたいという思いと、病気やケガを根本から治療していく「根治療法」をしていこうという思いを込めてつけました。

最後に地域の飼い主さん達にメッセージをお願い致します。

抱っこしたら「キャン」と泣くですとか、触ったら痛がる、食欲がないとか、ちょっとした変化でもいいんです。ご家族のワンちゃん、ネコちゃんが少しでも調子が悪いようでしたら、様子を見るのではなくてすぐに連れて来て下さい。場合によっては手術をしなければならないほどの緊急性を伴う場合もありますし、早い方が手術後の回復率も違います。また、夜であれば、川崎市獣医師会の夜間動物救急センターに連絡をして下さい。

ルート動物病院は外科を中心に取り組んでいますが、皮膚科、内科も対応しております。また、更に高度な専門分野での診療が必要な場合は、早急に大学や、高度医療機関を紹介させてもらっていますので、初めての方でもお気軽にご相談、お問い合わせ下さい。

※上記記事は2011.2に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

ルート動物病院 韓 宇炫 院長

ルート動物病院韓 宇炫 院長 KAN UGEN

ルート動物病院 韓 宇炫 院長 KAN UGEN

  • 出身地: 東京都
  • 趣味・特技: ゴルフ、海釣り
  • 好きな本・愛読書: 歴史小説
  • 好きな映画: アクション映画
  • 好きな言葉・座右の銘: There is a will, there is a way.
  • 好きな音楽: ポップス系
  • 好きな場所: 海がきれいな場所

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