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多摩獣医科病院

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小竹 正純 獣医師
インタビュー
小竹 正純 獣医師 コタケ マサズミ
MASAZUMI KOTAKE
多摩獣医科病院
生年月日:1974年10月5日
出身地:神奈川県
血液型:A型
趣味・特技:子供と遊ぶこと、ジョギング. 学生時代陸上をやっていましたので、走ることが好きです
好きな本・愛読書:心を整える
好きな映画:海猿
好きな言葉・座右の銘:相手の立場に立って考える
好きな音楽:サザン
好きな場所・観光地:箱根
■獣医師を志したきっかけとこちらで開業された経緯について教えてください。
わたしは異分野からの転向組なんです。高校卒業後は法学部に進み、4年間のカリキュラムを終えて卒業した後、麻布大学の獣医学部に2年次編入で入学しました。わたしが生まれる1年前に父がこの病院を開業し、ずっと獣医師の父の背中を見て育ったのですが、当時の獣医師は激務でした。中学生から高校生の頃は、昼夜を問わず診療に当たり、自分の生活まで投げ打って従事するような職業は自分に向かないのではと思っていたのです。
しかしながら大学入学後たまたま家業を手伝う事があった時に、運び込まれる動物が治っていく過程を目の当たりにするようになりました。そのとき、やはり喜んでいただける職業の喜び、命を救う尊さをしみじみ感じるようになりました。獣医学部を卒業した後は東京の動物病院で研修しました。そのとき獣医師の「いろは」を叩き込んでいただき、その経験が現在の自分を創ったと思っています。受け入れてくださった先生には心底感謝しています。そして研修を終えた後は、父の下で働きながらさまざまな経験を積んでいます。

小竹 正純 獣医師 小竹 正純 獣医師

■診療項目と診療方針について教えてください。
診療項目は一般診療です。ある程度の病気はこちらで診させていただけるようにしており、眼圧測定器を含む検査機器をご用意しています。ただ自分で診てわかる範囲以外のことや新しい治療が必要な病気、専門性の高い治療につきましては、二次診療センターや大学病院、提携病院にお願いしています。たとえば整形外科ですが、以前勤務していた病院の先生が得意ですので、来て頂き手術などをやっていただいています。精密検査と専門的な治療が必要なものも、提携病院の先生にサポートしていただいたりしています。
月曜日から土曜日の14:00から16:00まではこの地域のお宅を訪問して診療させていただいています。手術などが入った場合はほかの日に振り替えさせていただくこともありますが、緊急の用事がなければわたしが飼い主さんのお宅まで赴きます。
診療方針は、「動物にじっくり向き合い、よく診てよく触る」ことです。研修医時代にわたしを育ててくださった先生が、このように指導してくださいました。ですので、飼い主さんからお聞きする話と検査によって得られたデータは、その裏づけとして採用し考えるようにしています。動物は当然、「痛い」「かゆい」といった自覚症状を伝えることができません。また、我慢してしまうケースもあります。飼い主さんが推測されておっしゃっていることと実際の症状とが異なる場合も少なくありません。たとえば、「爪が折れたみたいで足を痛がる」とお聞きして触診すると、実際は股関節やひざを痛めていたとい事があります。特に外科の場合、触診でわかることは数多くあります。

■開業以来のペットと飼い主さんの移り変わりについて教えてください。
小竹 正純 獣医師先ほどもお話しましたが、父が診療に当たっていたころ、病院には昼夜問わず飼い主さんから連絡が入りました。しかし最近は川崎獣医師会が経営する夜間病院ができ、救急の場合はそちらが受け入れてくれるようになったので助かっています。また当院まで脚を運んでくださる飼い主さんも増えましたので、1頭1頭をじっくりお世話できる余裕ができました。
ペットを取り巻く環境もこの40年でがらりと変わりました。医療の観点からお話しますと、救える命が増えたことが一番大きなポイントです。まず検査設備、治療薬、予防薬が飛躍的に多様化し増えました。検査設備ではCT、MRI、超音波検査装置、そして薬もヒト向けのものが獣医向けにカスタマイズされてきたわけですので、治療方法が目覚しく発展したことは想像に難くないと思います。以前はフィラリアが死因の大きな要因でしたが、この病気はほぼなくなりました。しかしこれに代わり、がんや内分泌系の病気は増えています。
飼い主さんの意識と知識レベルもかなり高度になりました。当院にお越しになる前に、あらかじめ想定できる病気をインターネットで調べてから来る方もいらっしゃいます。病気の状況、治療の内容などは、以前よりずっとご説明しやすくなりました。
また飼育環境が大きく変化し、室内飼いするご家庭が増えました。これは大型犬、小型犬を問いません。以前は熱中症にかかって担ぎ込まれるケースが多々ありました。熱中症を恐れた飼い主さんが周囲に打ち水をすることもあるのですが、地面がコンクリートですと余計暑くなることがあります。こうした知識不足で悪化することもありました。最近は室内飼育が増えたため、熱中症はほとんどなくなりました。

■診察で心がけていることについて、教えてください。
常に飼い主さんと動物の身に立って考えることを心がけています。住宅地の中の動物病院ですので、地域のみなさまに親しんで何でもご相談いただけるようにしたいと考えています。

■最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。
特にこれといった疾患がなくても、散歩の途中などに気軽にお寄りいただきたいと思います。わたしが散歩などで近辺を歩いているときも、どうぞお声をおかけください。最近は飼い主さんとお昼をご一緒するときもあります。「ほえることが多くなった」「いたずらに手を焼いている」といったお世話をする上でのお悩みにも対応させていただきたいと思います気軽に寄られるような感覚でいらしていただければ、うれしいです。

※上記記事は2013.12に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。


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