ゆいまーる動物病院 小泉 和彦 院長 KAZUHIKO KOIZUMI
大学卒業後、神奈川県や都内の動物病院で経験を重ねる。馴染み深い地域の医療に貢献するため、宮前区東有馬に開業。
大学卒業後、神奈川県や都内の動物病院で経験を重ねる。馴染み深い地域の医療に貢献するため、宮前区東有馬に開業。
まだ私が小さい頃、飼っていた子犬を動物病院で手当てしていただいのがきっかけだったと思います。当時は漠然とした憧れのようなものでしたが、中学、高校と進み、大学進学を考える段階になって、将来は獣医になろうと考えるようになりました。麻布大学を卒業後、横浜、八王子、町田の動物病院に勤務し、2011年に『ゆいまーる動物病院』を開院しました。この場所は実家からクルマで10分くらいのところで、おまけに祖母の家がすぐ傍にあります。自分にとってなじみのあるこの場所で、地域の動物医療に貢献してきたいと考えています。
私は大学病院では腫瘍科に籍を置き、先端医療を勉強してきました。当院は街のクリニックでありますが、これまで培ってきた知識と技術を生かした治療をおこなっていきたいと考えています。腫瘍に関して言いますと、外から見えないもの、例えばお腹の中にある腫瘍を発見するにはしかるべき検査が必要です。これとは逆に、一見すると皮膚病のような、外から見えるものについては経験を積んだ医師による触診や視診によって発見に至るケースがあります。
とはいえ、確実を期すにはやはり定期的な健康診断をお受けになるべきだと思います。ある程度の年齢、シニアに差し掛かるようになれば、年に1回はチェックされたほうが良いでしょうね。
また、私は腫瘍科とは別に、夜間の救急病院でも勤務をしてきた経験があります。救急医療というのは、普段の診療とはまた違うものです。「何かあったとき」に、経験を生かしてしかるべき措置がとれるものと考えています。
患者さんである動物たちについては、まず病院の雰囲気に慣れてもらうことが一番です。小さなお子さんに接するような気持ちで向き合い、できるだけリラックスしてもらえるようにと考えています。飼い主さんについては、なるべく平易な言葉で、症状をわかりやすく伝えていきたいと思っています。現在の状態を理解された上で、複数の治療方法をご提示し、動物たち、飼い主さんにとって一番良い治療をおこなっていきたいと考えています。
当院の名前にある“ゆいまーる”とは沖縄の言葉で、“助け合い”という意味があります。医療ということで言えば、“助け合い”という意味合いはふさわしくないのかもしれません。しかし、毎日診療を続けていく中で救われているのは患者さんだけではないんです。元気になった姿、頑張ろうとする健気な姿を見ていくことで、むしろ私たちの側が勇気づけられることが多いように思います。相互にかかわり合いながら、一緒になって治療に取り組んでいきたいと考えています。
メインとなる治療ではありませんが、当院では鍼治療を取り入れています。特に神経疾患の類いに用いることが多いのですが、鍼治療は注射や内服等の通常の治療にはない効果が得られることがありますので、ケースバイケースで上手く併用していきたいと考えています。また、『ゆいまーる動物病院』では、原則として病院で診させていただいている患者さんに限り、トリミングもおこなっています。日頃の体調チェックも兼ね、ご利用いただければと考えています。
いざというときに来院していただくことはもちろんですが、お散歩がてらに立ち寄れるような、そんな気軽に利用できる動物病院でありたいと思います。実際に、おやつを食べに来てくれるワンちゃんもいますので。
ついつい診療室の中では、訊きそびれてしまったことなどにも色々とアドバイスさせて頂ければと思います。
また定期的な体重測定のために動物病院を利用することも、健康管理の一つだと思います。これからも、大切な家族の一員である動物たちの健康を守れるホームドクターを目指していきますので、宜しくお願い致します。
※上記記事は2013年2月に取材したものです。
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