小林 理美 院長(まい皮膚科クリニック)のインタビュー

まい皮膚科クリニック 小林 理美 院長

まい皮膚科クリニック 小林 理美 院長 AYAMI KOBAYASHI

大学卒業後、順天堂大学付属順天堂病院をはじめ、総合病院や美容クリニックで経験を重ねる。高いスキルと豊富な経験をもって、「鷺沼駅」そばに開業。

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

今の私からは「想像もつかない」と言われるのですが(苦笑)、小さい頃は身体が弱くて、病院に通うことの多い子でした。それに加えて私の父が薬剤師をしており、自分の経験と父の影響から医療の道に携わりたいと小さい頃から思うようになっていたんです。大学を卒業する段階までは小児科にしようか、婦人科にしようか、それとも皮膚科にしようかと随分悩んでいました。それでも最終的に皮膚科を選択したのは、女性がずっと続けていける科であるということと、それから大学時代に教壇に立っておられた助教授の先生の「皮膚科ってすごく楽しいんだよ」という一言だったように思います。
皮膚科は患者さんが治っていくのが目で見てわかるところです。それはつまり患者さんと喜びや悩みを共有していけるということに他なりません。学問的な部分においても、ある症状に対してどう治療し、どういう経緯を辿って治っていくのかというのがキチンと理論付けされている分野でもあります。それを追求していくことの喜びを先生の言葉から感じ、皮膚科に進むことを決めたんです。

順天堂大学付属順天堂病院を皮切りにいくつかの総合病院の皮膚科、美容クリニックでの修養を経て2007年に『まい皮膚科クリニック』を開院しました。
皮膚のかかりつけ医と申しましょうか、患者さんの立場に身を置き、回復までの過程をずっと一緒に診ていってあげられる医師でありたいと思っています。

『まい皮膚科クリニック』の診療コンセプトをお聞かせください。

当院では通常の皮膚科疾患はもとより、「しみ」や「しわ」、「毛穴の開き」といったお悩みに対してもお肌の専門家として責任を持ってお勧め出来る治療をおこなっています。例えば皮膚の疾患が治ったとして、出来てしまったしわをどうすればよいのか?病気ではないにしろ、「そこから先、どうにかならないの?」といったご希望に医学的な根拠に基づいた治療を提供していきたいと考えています。
皮膚科治療の延長線上にあるもの、と申しても宜しいかもしれません。より良い健やかな皮膚を目指して診療を続けています。

具体的な施術方針についてお聞かせください。

私は大学時代よりニキビ治療に多く携わってきましたが、ニキビであれアトピーであれ、その要因は様々です。時に不眠や産後のストレスが皮膚の病変につながっていることも多くあります。そうしたケースでは漢方を処方することによりストレス的な部分を抑えることで改善が見られることもありますし、その方のバックグラウンドまでも考慮した治療が求められるんです。私は治療を選択するのはあくまでも患者さんであり、医師が為せるのは患者さんに対して出来る限り多くの治療方法の選択肢をご提示することだと思っています。求めるものは同じであっても、答えは必ずしもひとつではないんですね。
一般に強いお薬は敬遠されがちな風潮がありますが、弱いお薬を使い、なかなか結果が伴わない方の中にはそのこと自体がストレスとなり、症状を悪化させてしまうこともあります。その場合は強いお薬を使い、一気に改善に向けて取り組んだほうが良いこともあるんです。
その方それぞれのバックグラウンドに配慮し、オーダーメードの治療を提供していきたいと考えています。

小林先生の治療に対するスタンスについてお伺い出来ますか?

私が皮膚科だけに限らず、美容クリニックでも経験を積んだのには、世の中に確かにそういう治療の選択肢が存在するという事実があったからです。当時は大学ではその類いの治療に携わることは現実的ではなく、自ら進んで学びにいくより他はありませんでした。どういう施術をおこない、どのように治っていくのか。自分の眼で実際に見ることで得るものは多くあり、当院の治療は言わば、あらゆる選択肢を融合させた形なんですね。
化粧品等についてもスタッフが実際に使って「これ、いいね」となったものを患者さんにご紹介することもありますし、その逆もまたあります。女性の視点を活かして、身を以てというところがありますが(笑)、可能性を除外せず、あらゆるものにトライしてきたという感じは抱いています。
今後もトライを繰り返し、本当に患者さんのためになる治療というものを提供していきたいと考えています。

最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。

おかげ様を持ちまして多くの方にご利用いただいておりますが、結果として待ち時間のことでご迷惑をかけてしまっていることには非常に申し訳なく思っています。勝手を言うようではありますが、お一人お一人の患者さんに真摯に向き合っていきたいと考えてのことですので、その点はどうぞご容赦いただければ幸いに思います。
「こんなことで病院に行ってもいいのかしら?」「こんな小さなことで・・・」と思わず、ご本人にとって気になることであれば、どんなことでもまずはご相談ください。
皮膚科的なことであっても美容的なことであっても、皮膚のかかりつけ医として少しでも皆様のお役に立っていきたいと考えています。どうぞお気軽に足を運びいただき、遠慮なくご相談ください。

※上記記事は2012.4に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

まい皮膚科クリニック 小林 理美 院長

まい皮膚科クリニック小林 理美 院長 AYAMI KOBAYASHI

まい皮膚科クリニック 小林 理美 院長 AYAMI KOBAYASHI

  • 出身地: 栃木県
  • 趣味・特技: 旅行・読書
  • 好きな映画: 子供と見るポケモン(笑)
  • 好きな言葉・座右の銘: 名医ならずとも良医たれ
  • 好きな音楽・アーティスト: ジャンルを問わず
  • 好きな場所・観光地: イギリス(ロンドン)

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