薮下 忠親 院長(みやまえ矯正歯科)のインタビュー

みやまえ矯正歯科 薮下 忠親 院長

みやまえ矯正歯科 薮下 忠親 院長 TADACHIKA YABUSHITA

大学卒業後、矯正歯科を専門に研鑽を積む。大学病院で培った知識と経験をもって、宮前区有馬に開業。

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

大学受験を控えて予備校に通うことになったのですが、たまたまその時、駅を出てすぐのところにある東京医科歯科大学で公開模擬授業がおこなわれていたんです。それは歯科矯正の授業だったのですが、「こういう職業もあるんだ」と感銘を受け、それがこの世界に進むキッカケとなったわけです。
歯科について大学で様々なことを学ぶのですが、なかでも矯正の授業は楽しかったという思い出があります。治っていく過程をスライドで見るのですが、全体がガタガタだった歯が序々にキレイに整っていく様子を見るのは、とても新鮮な驚きを感じましたし、自分もその治療に関わりたいと、いつしか思うようになっていきました。
また、矯正治療は必然的に患者さんと長いお付き合いをしていくことになります。人と人とのしっかりとしたコミュニケーションが出来るというのも矯正治療を専門に選んだ動機と言えるかと思います。

2011年の1月に『みやまえ矯正歯科』は開院致しました。それまで私は大学の矯正科に籍を置いて臨床と研究、教育に関わっていましたが、5年程前にこの地域に住まいを構えるようになり、結婚して子供が出来、地にしっかり足を着けて子育てにも取り組んでいきたいと考え、環境の良いこの地に医院を開きたいと考えたのです。

こちらの方針についてお聞かせください。

当院では患者さんそれぞれの年齢や、ご希望に即した最良の治療を提供しております。一般に矯正治療は子供さんが多いという印象もありますが、最近は大人の方でも矯正を受けられる方が増えてきました。この地区はお子さんをお持ちの若い世帯が非常に多いという特色がありますが、お子さんの治療過程を御覧になり、お子さんと一緒に矯正を受けられるお母様方も多くいらっしゃいます。全ての方にご満足いただける治療を為していきたいと考えています。
矯正治療はどの患者さんも「一度もやったことがない」方が殆どです。まず患者さんのお口の中の全体像を説明し、初めての事に対する不安を軽減して差し上げることに気をつけています。
そこでの 細かい説明はもちろん必要になりますが、全体について把握していただくことで、不安を解消することが可能となってきます。
患者さんには安心して治療を受けていただけるよう、常々心を配っていきたいと考えております。

最新技術の矯正治療、また特殊なワイヤーのお話をお聞かせください。

裏側矯正(舌側矯正)は昔からあるものですが、歯の表側ではなく、舌側にブラケットを着ける治療方法のことです。ただしこの方法は、装置が舌の場所を狭くすることで違和感を伴うという欠点もございます。表側であれば我慢出来ることが、舌側にあることで強い違和感となるケースが多いのです。当院ではこの裏側矯正に『インコグニトシステム』という新しい方式を導入しています。
これは患者さんの上あごと下あごの型取りをおこない、CAD/CAMシステムと呼ばれるもので、お一人お一人に合った矯正装置を作成するものです。極めて薄く仕上がるのが特徴で、しかも患者さんの歯の形状に合わせた装置になりますので、従来のモノに比べて違和感が相当軽減されます。

当院では治療中のストレスを軽減することはもちろんのこと、ワイヤーの調整も柔らかく容易であることから治療期間の大幅な短縮も可能にしています。裏側の矯正治療同様、表側の矯正治療に際しても、ニッケルチタン製ワイヤーを使用しています。
従来のステンレス製のワイヤーに比べて非常に柔らかく、歯に掛かる負担が非常に少ないことが特徴になります。また、硬いワイヤーでは歯の間に入りにくい部分でも、糸のようにしっかり密着することで効率良く歯を動かすことが可能になり、結果として治療期間を短く出来るメリットがあります。
このような矯正治療はその技術が持つ特性をしっかり理解することが前提となりますが、患者さんの治療に伴う負担を少しでも軽減出来るよう、これからも積極的に新しい技術を取り入れていきたいと考えております。

子供の矯正治療の有効性についてお聞かせください。

お子さんは歯の動きが早いことが一つ。もう一つは顎の成長に即して治療をおこなうことが可能になりますので、土台のところから将来を見据えたコントロールが出来る点がメリットと言えます。また、日本人の骨格における特徴でもあると思いますが、歯の大きさに比して、顎が小さいケースが多く見られます。歯が顎に収まりきらないことは歯並びを悪くする原因にもなりますので、その時期にケアをおこなうことが必要となってきます。
矯正治療においては、なるべく歯を抜かない治療が理想となります。子供の時期に基礎的な治療をおこなうことでその可能性を低くするという利点があるのです。

最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。

当院は矯正治療を専門にしておりますが、「せっかくキレイになった歯をより良く見せたい」というお声にお応えするため、審美歯科治療にも力を注いでおります。例えば歯を白くするホワイトニングにしても 最新のものを使用していますので、従来のホワイトニングに比べ、より低刺激でより安全でより快適に歯を白くすることが可能となります。
そういった理由からか、矯正治療に来られた患者さんが同時にホワイトニングをされていくケースも多々あり、逆にホワイトニングに来られた患者さんが、矯正治療をされていくことも多いんですよ。

矯正治療に関するご質問、ご相談は無料でおこなっております。もちろん、矯正以外の虫歯治療につきましても遠慮なくお気軽にご相談いただければと思います。
子供さんの治療については専門家による管理が必要となってくる場合も多いので、その点では小児歯科医である妻がサポートをさせていただいています。

お一人お一人の方に満足していただけるような診療を目指しておりますので、どうぞお気軽にご来院していただき、トータルでの歯の管理をお任せいただければと思っております。

※上記記事は2011.4に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

みやまえ矯正歯科 薮下 忠親 院長

みやまえ矯正歯科薮下 忠親 院長 TADACHIKA YABUSHITA

みやまえ矯正歯科 薮下 忠親 院長 TADACHIKA YABUSHITA

  • 出身地: 兵庫県
  • 趣味・特技: 野球、読書
  • 好きな本・愛読書: ことばへの旅
  • 好きな映画: ショーシャンクの空に
  • 好きな言葉・座右の銘: 油断大敵
  • 好きな音楽・アーティスト: サザンオールスターズ
  • 好きな場所・観光地: 北海道、韓国

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