大塚 真宏 院長(おおつか整骨院)のインタビュー

おおつか整骨院 大塚 真宏 院長

おおつか整骨院 大塚 真宏 院長 MASAHIRO OHTSUKA

柔道整復師を志したきっかけと、鷺沼で開業された経緯について教えてください。

中・高と柔道をやっていました。高校に入ると、選手とマネージャーを兼務する役割に就きましたが、続けているうちに仲間から頼られるようになりました。特に試合前は、練習と練習後のケアが勝敗を決めます。そして精神集中が必要なときでもあります。よく「お前にやってもらうと、体がスムースに動く」と頼まれました。試合前の仲間の気持ちを大切にし、彼らが程よい緊張感を保ちながら体をベスト・コンディションに持っていけるようケアをしておりましたので、そこが気に入ってもらえたようです。「勝った!」という報告が、何よりうれしかったですね。そのような経験が後の職業選択を決めたわけですが、わたし自身早く仕事をスタートさせたかったので、準備に時間をかけたくありませんでした。比較的短時間で取得できる資格を念頭に置いていたのですが、顧問の先生からは「専門的な資格を取っておくと、将来的にも困らないと思うぞ」とアドバイスを受けました。先生のお父様が柔道整復師と鍼灸師あん摩マッサージ師の資格を持っていた為、研修先としても面倒を引き受けてくださいました。まず資格取得までは学校に通わなければなりません。夜間部に通いながら、昼間は院長が経営する治療院で受付業務や接患に従事し、仕事の流れを体得することができました。
師である院長からは、「25歳になるまでに一人前にしてやるからな」という話しをして頂けました。その年齢になった頃には、資格も取得し経験も積んでおりましたので、外の世界に出る決心をしました。銀座の治療院のオープニングスタッフを務め、副院長という役職で店の経営にも携わりました。その後は主催していた勉強会の人脈で、ほかの院やフリーの先生方にも呼んでいただき、貴重な経験を沢山させていただきました。
院長としてのオファーを頂いた事もあります。そこでは、経営については学べるが、自分で手を動かす機会が少なくなるとの話しでした。そこで、それなら自分で開業をしようと決意し、二子玉川での開業を経て、(平成25年)9月に地元である鷺沼で開業しました。幼少期からなじみ深い場所で、地域貢献をしたいと考えていたので、ようやく地元に戻ってこられました。

『おおつか接骨院』さんの施術内容・施術方針について教えてください。

わたしは「手技」の力を信じ大切にしています。そして手技のバリエーションがわたしの「強み」でもあります。わたしは柔道整復師のほかに鍼灸師の免許も取得していますが、患者さんの中には鍼の治療が苦手な方もいらっしゃいます。注射と同じと考えていて、痛みがあると思われている患者さんが多いみたいです。そんな方の為にも、問診・視診・触診で患者さんの状態を包括的に把握し、悪い原因と治療する箇所(いわゆるツボ)をしっかりと把握していきます。この時に鍼灸師としての手の感覚の鋭さが役に立ちます。本来は、そこに鍼やお灸をしますが、根本的に鍼の治療が適さない方もいらっしゃいます。ここで有効なのが、「手技」の力です。人間の「ツボ」は、原因や症状に応じてさまざまな刺激の仕方があります。方向・角度・深さ・リズムの組み合わせとその順序をしっかりと見極めるとより早い効果が得られます。当院では、患者さんの体の状態と生活リズムやスタイルなどを確認した上で、最適の治療法を検討して手技に入ります。
患者さんの症状を聞く治療院はいくつもありますが、生活リズムなどを聞きそれに合わせて治療法を選択するところはあまりありません。そして、治療法の選択を患者さんにお聞きする事もあります。それには、治療法それぞれにメリット・デメリットがある為です。こういった話しをする事で、患者さん一人一人に合った治療内容となります。ただ多くの患者さんは、途中から安心して、こちらにおまかせして頂ける方がほとんどです。
身体を良くしたい、一進一退を繰り返し治らないなど、身体の不調や悩みを抱えている方は、まずは相談に来てください。治す技術は、今まで出会った治療家さんと共有していますので、より多くの情報と技術が集まっています。その技術を体得する事で、より患者さんへの選択肢が増えていると自負しております。

「骨骨(コツコツ)セミナー」というイベントについて詳しく教えてください。

「骨骨(コツコツ)セミナー」は、日常ご自身でできる健康維持のコツをお教えするものです。地域貢献の為に行っているので、料金は頂きません。なので、会場も当院で行います。現在のところ開催時期は不定期ですが、12月は2回開催しました。テーマは、治療の中で伺った患者さんのお悩み・ご要望を元に決めています。最近ご高齢の方から、「以前のようにちゃんと歩けるようになりたい」というお声を多くお聞きするため、12月16日(月)の13時から「怪我せず歩く為のコツ」というセミナーを開催することになりました。この日はより広い場所が必要になりますので公園で行いました。まずは、この接骨院にお集まりいただき一緒にお喋りしながら公園に向かいました。この地域にお住まいの方にお越しいただきたいので、来院の有無などは気になさらずご連絡いただきたいと思います。このほかにもさまざまな企画を温めています。
セミナーのテーマは、ご要望に応じて毎月変えてまいりますので、お店に貼られているポスターやLINE、フェイスブックのページでご確認ください。定員を設けていますが、当日キャンセルが出る場合もありますので、まずはご連絡いただきたいと思います。

施術の際に心がけていることを教えてください。

診療方針でもお話しましたが、まずは患者さんに問診、視診、触診をして骨、筋肉 内臓の状態などを包括的に把握することを心がけています。そこで不具合に対する原因を見極めて施術をするわけですが、もうひとつ重要な点は「患者さんがその後どのように暮らしていかれたいのか」です。痛みをなくすだけか、今後怪我をしないようにリハビリもしていきたいのか、運動をしても怪我をしないようにトレーニングをしていきたいのか…それに応じた治療法と方針を考えなければなりません。なので、患者さんの気持ちになってお話をする時間を大事にしています。

最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。

地域のみなさまには、痛みや不調をご自身で抱えて我慢なさらず、気軽にお越しいただけたらと思います。腰痛でお悩みの方のために、より効果的に腰を伸ばす「腰部牽引治療器」を導入しました。このほかにもさまざまな治療法がありますので、是非ご相談ください。セミナーなどのイベントを通じて、日々の健康に役立つ情報を発信していく所存です。ご興味を持たれましたら、まずはお仲間を作るつもりでセミナーにご参加ください。

※上記記事は2014.1に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

おおつか整骨院 大塚 真宏 院長

おおつか整骨院大塚 真宏 院長 MASAHIRO OHTSUKA

おおつか整骨院 大塚 真宏 院長 MASAHIRO OHTSUKA

  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味・特技: マジックやダンスを見る事
  • 好きな本・愛読書: マンガ ジャンルを問わず読みますが、昔好きだったのは「Romancers」(浅美裕子著、集英社)
  • 好きな映画: 「ドラゴン」が出てくる映画
  • 好きな言葉・座右の銘: 因果応報
  • 好きな音楽・アーティスト: house、EDM
  • 好きな場所・観光地: 水族館 (特にイルカがいる所)

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